登録者数 2,662名/1月13日現在
高分子材料は有史以前から人類と密接に関係していた材料です。有用な特徴が高分子量に起因することを知らずに、私たちの祖先は生活に高分子材料を使っていました。構成する原子が全て共有結合でつながった巨大な分子が存在することが、H. Staudinger によって提唱されたのは1920年代と言われています。高分子物質が認知されるまでは多くの苦労があったようですが、その後は急速に高分子科学が発展してきました。今日、私たちは高分子材料に囲まれて生活していると言っても過言ではありません。
多くの原子がつながった巨大な分子という単純な分類からは予想もつかないほど多くの特徴が生まれてきています。その特徴を活かして、高分子物質は全ての科学技術に関与しています。生命体が多くの機能を発現させるために高分子物質を使っていることは、分子量が大きくなることにより生まれる“空間の制御”が重要であることを明らかに示しています。
高分子ディビジョンでは、多くの周辺領域と連携すると共に、高分子科学の魅力を主として化学の視点から多くの方々に伝え、高分子科学を専門とする会員に最新の情報を提供することを目標としています。皆様のご意見も反映できるように進めていきたいと思っております。
役職 | 写真 | 氏名/所属 |
---|---|---|
主査 | 前田 勝浩(金沢大学) | |
副主査 | 竹内 大介(弘前大学) | |
副主査 | 三浦 佳子(九州大学大学院) | |
幹事 | 網代 広治(奈良先端科学技術大学院大学) | |
幹事 | 高坂 泰弘(信州大学) | |
幹事 | 佐藤 敏文(北海道大学) | |
幹事 | 杉原 伸治(福井大学) | |
幹事 | 杉安 和憲(京都大学大学院) | |
幹事 | 内藤 昌信(物質・材料研究機構) |