有機結晶ディビジョン

登録者数 598名/3月29日現在

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活動方針・活動内容

「有機結晶」の研究領域は、基礎科学の重要な分野の一つとして発展してきました。最近では、生命の理解、創薬に向けた取組み、機能材料などの開発研究にまでその範囲を広げています。

「有機結晶」がカバーする研究領域は、結晶構造を明らかにするX線構造解析の進展とともに発展し続けています。結晶構造を知る、結晶を構成する分子の構造を知ることに始まり、そこにはたらく分子間相互作用、規則的配列を利用した化学反応、包接結晶形成に基づく分子認識と反応場の提供、分子集合化制御による機能材料の開発に及び、最近では応用分野の研究にとってもこの研究領域は極めて重要なものとなっています。

中核となってきたX線構造解析だけに目を向けても、イメージングプレートやCCD搭載迅速X線構造解析の普及に伴い、極めて小さな結晶でも解析が可能になり、その守備範囲は一段と広まってきました。最近では、粉末のX線回折パターンから構造を求める手法の発展も著しく、さらに広がりを見せています。

本ディビジョンは、「有機結晶」を切り口として、結晶にとどまらず非晶質に及ぶ広範な凝集体について、以下の多様なキーワードに代表される種々の情報を共有し、化学の発展に寄与することを目指しています。

有機結晶ディビジョンは日本化学会有機結晶部会と連携して活動しています。春の日本化学会年会では「有機結晶」部門を運営しますが、秋には有機結晶部会が主催する有機結晶シンポジウムや無料のプレシンポジウムがあります。さらには部会員の情報誌である有機結晶ニュースレターも年3回発行しています。有機結晶部会のHPも合わせてご覧いただければ幸いです。

今後皆様と連絡をとりながら進めたいと思っております。どうぞご意見をお寄せ下さい。

有機結晶ディビジョン主査 (兼 有機結晶部会長) 小畠 誠也(大阪公立大学)

[キーワード]

結晶構造、結晶成長、構造解析、分子結晶、包接結晶、分子認識、不斉結晶、有機薄膜、相転移、有機物性(力学特性、熱物性、光物性、電気物性、磁性など)、電子構造、高分子結晶、錯体結晶、タンパク結晶、分子集合体、微粒子、超分子、非晶質、液晶、固相反応、固相重合、光重合

このディビジョンのキーワード

有機化合物(生態関連を含む) /結晶(固体、界面、分子集合体、複合体を含む)〔構造・物性・機能・反応・応用・その他(結晶成長・制御など)〕
 

幹事紹介

役職 写真 氏名/所属
主査 小畠 誠也 小畠 誠也(大阪公立大学)
副主査 東屋 功 東屋 功(東邦大学)
副主査 藤内 謙光 藤内 謙光(大阪大学)
幹事 片桐 洋史 片桐 洋史(山形大学)
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