全日本科学機器展in東京2006 併催セミナー
企画(主催) 日本化学会 環境・安全推進委員会
会期 2006年11月29日(水)13時00分〜15時00分
会場 東京ビックサイト「全科展」会場内
[交通]ゆりかもめ 国際展示場正門駅 下車徒歩 / りんかい線 国際展示場駅 下車徒歩
募集人員 50名
テーマ: サステイナブル・テクノロジーヘの取り組み
産業革命以降、科学技術はめざましい発展を遂げ、人類は豊かな生活を送ってきた。しかし、豊かさを支えるためには、資源の大量消費と環境への大きな負荷を余儀なくされている。物質文明の豊かさと利便性を維持し、安全で安心な生活を確保していくためには、科学技術のさらなる技術改革が求められている。日本化学会では、美しい地球の安全な環境を守りつつ、豊かな生活を維持するためのサステイナブル・テクノロジーに対し、化学の立場から種々の取り組みを行っている。本セミナーではそのような取り組みの一環を3人の講師により紹介する。
13:00−13:40 講演1 安全・安心に貢献する化学センサー
(慶応義塾大学理工学部 教授) 鈴木 孝治
生活の安全・安心を得るために、さまざまな化学物質や生体物質を測る化学センサーを分子レベルから作り、環境中の有害物質計測や臨床医療計測に役立てる研究開発について紹介する。
13:40−14:20 講演2 新しい材料としてのイオン液体
(東京農工大学院共生科学技術研究院 教授) 大野 弘幸
イオン液体は有機物の液体で、ほとんど蒸気圧を持たないため難燃性で、揮発性の溶媒と異なり環境に飛散することがない。このイオン液体の設計指針、合成法、特性、応用などについて、最新情報と共に紹介する。
14:20−15:00 講演3 グリーンサステイナブルケミストリー(GSC) −化学物質のリスク管理への貢献
(製品評価技術基盤機構 理事長) 御園生 誠
GSCの必要な理由、目指すもの、最近の動向と具体的成功例を紹介し、ついで化学物質のリスク管理の課題と進むべき方向を考察し、そこで果たすGSCの重要な役割について述べる。
参加費 無料
申込先 全科展事務局
問合せ 全科展事務局