第15回CSERSシンポジウム 「小学校教員の資質確保に向けて」 [2010年11月30日 公開]
直前のお知らせに成ってしまい申し訳ありませんが,教科理科関連学会協議会(CSERS)では下記の通り,12月4日に日本化学会講堂において標記シンポジウムを開催いたします.参加費は無料,終了後懇親会も予定されています.奮ってご参加下さい.(ディビジョン主査 下井守)
第15回CSERSシンポジウム 「小学校教員の資質確保に向けて」
CSERS 教科理科関連学会協議会
議長 内記 昭彦(日本地学教育学会)
シンポジウム趣旨
現在、国際的な調査等の結果を基に、「生きる力」の育成のために学校教育におけるさらなる理数系内容の充実が求められています。そしてその充実をめざして、理数系授業時間数の増加、補助教材の配布など様々な取り組みがなされています。これらの取り組みをふまえ、平成20年3月文部科学省から学習指導要領が告示されました。
一方、小学校で子どもたちに理科を教える小学校教員の資質の問題が以前にも増して大きなものとなっています。大きな理由として、教員養成からは小学校教員養成が文系学部であり入学までに理科の各教科を十分に履修していないことや、教育課程の大綱化により履修科目の少ないことがあげられます。また、学校規模が縮小し理科を専攻した教員がいない学校が多く出現していること,そのためこれまで現場で積み上げられたノウハウ
が伝わりにくいこと等が学校現場からの問題としてあげられます。
今回CSERSでは、理科を教える小学校教員の資質の確保についての取り組みについてのシンポジウムを企画しました。シンポジウムでは、まず教員養成や行政の立場からご講演頂きます。ついでCSERSを構成する各学会から各学会(教科)固有の問題を含めたコメントを頂戴し、資質の確保についての具体的な方向性を探りたいと思います。
日時 2010年12月4日(土) 12:50-17:00(受付開始 12:30)
会場 化学会館7階ホール (千代田区神田駿河台1-5)
趣旨説明 2010年度CSERS議長 内記昭彦(日本地学教育学会)
12:50-13:00
講演1 「小学校の理科教育の充実に向けて」
13:00-13:50 日本理科教育学会 橋本健夫氏 長崎大学教育学部
講演2 これからの理科教育と教師に求められること
13:50-14:40 文部科学省 村山哲哉氏 初等中等教育局教育課程課
教科調査官 小学校理科担当
<休 憩 14:40-14:50>
各学会からのコメンテーター
・日本化学会化学教育協議会 山口晃弘氏 品川区立小中一貫校日野学園
「理科担当教員の資質向上への取り組み・小中学校の現場から」
・日本地学教育学会 中林俊明氏 つくばみらい市立谷井田小学校
「小学校教員の資質確保に向けて」
・日本物理教育学会 井田哲夫氏 早稲田大学系属早稲田実業学校初等部
「安定した小学校理科教育の担い手確保のために」
・日本生物教育学会 鶴岡義彦氏 千葉大学教育学部
「理科を教える小学校教員の養成に関する現状と課題」
14:50-16:10 各20分
司 会 下井 守(日本化学会/化学教育協議会)
<休 憩 16:10-16:20>
総合討論
16:20-17:00
司 会 松原静郎(日本科学教育学会),荘司隆一(日本理科教育学会)
お問い合わせは CSERS事務局 間々田まで BXS00633@nifty.com