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新化学技術推進協会講演会(6/26)のご案内 [2013年5月29日 公開]

各 位
                      公益社団法人 新化学技術推進協会
                          先端化学・材料技術部会
                           技術部会長 内田 博
                          高選択性反応分科会
                           主 査   梅野 道明

 先端化学・材料技術部会 高選択性反応分科会 講演会のご案内
 
 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 さて、下記の通り講演会を開催いたしますのでご関心のある方々の
多数のご参加をお待ちしております。また、講演会終了後、講師の先生を囲んでの
懇親会を開催致します(参加費は無料)のでお時間の許される方はご参加下さい。
関係部署にもご案内いただければ幸いです。
 
1.日時 2013年6月26日(水) 14:00〜18:00
                    *受付は13:30〜です。*
2.場所 当協会会議室
     東京都千代田区三番町2番地 三番町KSビル2F
3.講演(1)14:00〜15:30
  講師:北岡 卓也 氏
     九州大学 大学院農学研究院 准教授
  演題:「紙の構造体触媒」
  要旨:紙は身近な生活素材であり、2000年以上も変わらない古典的製法で作られている。
     しかし、紙の本質的な構造特性であるファイバーネットワーク積層構造は、触媒
     反応工学分野で注目のマイクロ空間を提供する。また、意外なことに紙は無機物
     との相性も良く、無機繊維や無機粉末であっても、容易に紙形状の複合材料に抄
     ける。本講演では、紙(ペーパー)特有の内部空間を触媒反応場とする「ペーパー
     構造体触媒」の開発と、エネルギー・環境・ものづくり分野への応用について
     紹介する。
  講演(2)15:30〜17:00
  講師:磯貝 明 氏
     東京大学 大学院農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 教授
 
  演題:「新規バイオ系ナノファイバーのナノ構造および集積構造制御」
  要旨:バイオマスの質的、量的有効利用が求められているなかで、我々は、水系常温
     常圧の触媒酸化反応を用いることで、植物の高結晶性セルロースミクロフィブ
     リル表面を効率的に、位置選択的に酸化し、高密度でマイナス荷電を導入する
     方法を見出した。本法を安価な製紙用木材セルロース繊維(パルプ)に適用する
     ことで、全てが約3nmと超極細幅、高アスペクト比で、凝集の無い完全にナノ
     分散した新規セルロースナノファイバーが得られる。このナノファイバー1本
     1本の強度は弾性率が平均で約140GPa、引張破断強度が平均で2-3GPaと高強度
     高弾性率で、新たなバイオ系ナノ素材として、軽量高強度ナノコンポジット材料、
     ガスバリア透明フィルム、機能性無機有機複合材料等の先端部材への応用展開が
     期待される。本講演では、この新規バイオ系ナノ材料の製造方法、ナノ構造、
     効率的表面改質の多様性、集積構造制御等によるナノ構造体の多様性を示し、
     現状での開発例等について紹介する。
  懇親会 17:00〜18:00
4.参加申込み:公益社団法人 新化学技術推進協会のホームページよりお申し込みください。
        http://www.jaci.or.jp  
 
5.参加費: 当日受付でお支払いください。
       会員:無料(会員リスト:http://www.jaci.or.jp/member_group/
       コラボレーションメンバー:無料
       上記以外:10,000円
  懇親会費:無料
6.お問い合わせ先:(公社)新化学技術推進協会 事業部 event@jaci.or.jp
   
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公益社団法人 新化学技術推進協会
事業部