日本化学会では平成18年度よりディビジョン制度を発足し、下記の21ディビジョンを設定しました。
「化学と工業」誌 "ディビジョン・トピックス" 欄の連載が始まりました。化学分野全体を網羅する21ディビジョンから最前線のホットな研究成果を紹介します。(2014.1)
『化学レポート:現状と将来』を部分公開しました。完全公開へ向けて作業中です。
問い合わせは division@chemistry.or.jp全21ディビジョン(2024年12月現在)
ご承知のように、本会の事業は7支部(北海道・東北・関東・東海・近畿・中国四国・九州)による地区単位の活動と理事会傘下の各委員会の活動をベースとして推進されています。また、専門分野の活動としては5部会(コロイド界面化学・生体機能関連化学・バイオテクノロジー・有機結晶・情報化学)と15の研究会が設置され、研究者の交流と関連情報の提供活動が行われています。
しかし近年、科学技術の急激な発展は各専門分野において研究の細分化を招くとともに、異なる分野間の横断的研究や境界領域の研究を一層促進しております。一方、本会を取り巻く環境は、欧米やアジア地域の化学会をはじめ学術誌を発行する欧米の商業出版社等との交流など、国際的視野に立った事業展開を日常的に行う状況が増しているばかりでなく、社会に対する専門家集団としての役割がこれまで以上に強まっています。本会としてはこうした変化・要請に柔軟性をもち、機敏に戦略的に対応してゆく必要がありますが、現行の支部や本部の委員会事業だけでは組織的な対応が困難になりつつあります。
日本化学会が支部を中心とする活動に加え、研究交流・情報交換の活性化の場である専門分野・部会活動を会の新たな基軸に据え、真に「創造と交流の機能」を持つためには、それぞれの学問分野あるいは他(多)分野組織との連携が可能な化学関連分野全体を網羅する有機的な組織を早急に確立する必要があります。ディビジョンによる上記活動により本会の求心力は飛躍的に高まることが期待され、制度発足の意義は極めて大きいと言えます。
ディビジョンの主な活動は以下のとおりです。
ディビジョンによる『化学レポート:現状と将来』を公開しました。